学生時代、飲料や食べ物を撮影し機械学習を用いて判別する研究を行っていました。半導体との関係性はどこにあるのかと思われるかも知れませんが、スマートフォンで撮影したものを活用し研究を行ってきたのをきっかけに半導体に興味を持ちました。そして電子機器に使われている半導体を作ることができれば、同様の研究を行っている研究者の発展や自身のやりがいを得られると思いTDCを志望しました。

　現在は北海道デザインセンターで論理回路設計を担当しており、業務は、通信インターフェース等のRTL（register transfer level）設計やファンクション検証（機能確認）、構文解析（デザインルールの検証）を行っています。
　私の技術レベルはパソコンを普段使いするぐらいで、ハードウェア記述言語の一つであるRTLを書くことやシミュレーション・検証ツールなど一度も触ったことがなかったのですごく苦労しましたが、一つ一つできるようになってきて周囲の力になれていることが日々のやりがいになっています。

　大学の専攻は半導体とは全く関係のない分野を専攻しており、半導体分野については一般的な知識しかありませんでした。しかし、入社後は一から時間をかけて学んでいいとの温かい言葉を頂き、基礎から丁寧に教えて頂きました。自分の所属部署は埼玉、京都、福岡、北海道と各拠点にあり、各地方の方々と仕事をすることができるのも魅力の一つです。

　挑戦する気持ちです。私自身も小さな興味から、専門外の分野に飛び込みました。慣れないことが多く、不安な気持ちがありましたが、日々の積み重ねにより仕事に対するやりがいを見つけ出せると思います。
　後は、メリハリを忘れず学生のうちに遊ぶことも大事だと思います。貴重な学生生活を大事に過ごしてください。